岡崎にある、おかざき世界子ども美術博物館で
<BRIOと世界のオモチャ展>が開催されます。
2022年9月10日(土)〜11月27日(日)
<遊ぶ>をテーマにした、作品をこの展示会場の入り口に10点展示しました。
今回展示の搬入時の移動のために、東京から名古屋までの旅費がでました。
2022年9月7日に作品を持って搬入に行きましたが、
9月25日まで、延長された、きんだあらんど(京都)での原画展。
9月19日までの、ともだちや絵本美術館(福岡)での展示と、ちょうど時期がかさなる。
ぐるっと足を伸ばせるかな?と
妄想が膨らみました。
今回このぐるっと回った、短期出張の記録を4回に分けて記事に書こうと思います。
この記事はその3回目です。
- 岡崎_京都_福岡_短期出張記_その1 おかざき世界子ども美術博物館での搬入の様子をまとめました。
- 岡崎_京都_福岡_短期出張記_その2 京都<きんだあらんど>に、ファイルを搬入。
- 岡崎_京都_福岡_短期出張記_その3_山の上の動物園の中にある、ともだちや絵本美術館
- 岡崎_京都_福岡_短期出張記_その4
博多から、ともだちや絵本美術館のある大牟田へゴー。
ともだちや絵本美術館のギャラリーで、現在企画展示されている展示に、昔、挿絵を描いた、絵本。
「しんじなくてもいいけれど」(内田麟太郎 文 早川純子 絵/ビリケン出版)の原画が、2点展示されています。
今回、それを見に美術館に行くのが目的です。
「えほんのどうぶつえん」
2022年4月22日 〜 2022年9月19日
場所*ともだちや絵本美術館
博多から、JR鹿児島本線にのり大牟田(おおむた)まで。
区間快速の荒尾行きで出発。乗り換えなしで行くことができました。
8:12 博多発
9:27 大牟田 着 < 1310円>
窓から見える風景が、昨日見た山とはまた違った形。
空間が広がっている。
快晴。暑いです。
南国にきたなあ〜という感じ。
歩いてもいける距離なので、歩くことにする。
キャリーバックなど、荷物を駅に預けようか?と、思ったが、ゴロゴロ引っ張って向かうことにした。
マンホールに椿の柄を発見。
ここにも椿が!
木口木版を作っていて、椿の木を使っている身としては、より親近感が沸きました。
動物園の中にある、美術館
ともだちや絵本美術館は、大牟田市動物園の敷地内にあります。
動物園の道案内板を確認しながら向かう。
途中行きすぎてしまったら、大きな画材屋さんを見つけた。
こんど大牟田に来る時は、画材屋さんも覗いてみよう。
動物園入り口に到着。結構近いじゃない。と、のりのりで進む。
が、ここは動物園入り口の門。入場門までは、さらに坂道を登ることになる。
動物園は山の上にあったのです。。。。ぎゃー。
入園口にたどり着くまでに、汗がだらだら。
ベンチで休んでから、入場券を買い、動物園の中に入った。
『美術館はなかですよね?』と、受付の人に確認すると、「美術館は一番奥にありますよ〜。」とのこと。
『一番奥なのか〜。動物園を見ながらゆっくり行こう』と、この時はまだのんびり思っていた。
中に入ると、左手に観覧車が見える。
わー。楽しそうと思いながら、ゆっくりと進む。
ゴマフアザラシを眺め。
陸亀を横目で見ながら進む。
モルモットのおうちのあたりで、だんだんと不安になってくる。
坂道がずーと続く。
キャリーカーをガラガラさせて進むので、家族連れに、不審な目で眺められる。
だんだん動物を眺める余裕がなくなる。
ただ、ただ、坂道を登ることに専念した。
ライオンのあたりで、膝が限界。
ベンチで休憩した。
もしかして、入り口がもう一つあるんじゃないか???
職員用の入口があるんじゃないのか?と、
疑い出したのがこの頃。
えんめい橋をわたり、ようやく美術館の看板が目に入ってきた。
ようやくついた〜!とおもったら。
動物園の園内マップはこちら。
https://omutacityzoo.org/guide/guidemap
トドメの階段が!
はひ〜〜と、しながら美術館に到着。
旅行の荷物では、行かないことを強くお勧めします。
(そんな人ほとんど、いないと思いますが。)
館内はゆったり。くつろぐことができる。
汗を拭きながら、美術館の方達に挨拶。
まずは展示を見る。
連絡せずに、今回ともだちや絵本美術館にきたのでした。
ゆったりとした、いい空間。
ギャラリーのとなりには、のんびりホール。
のんびりホールに入ると、自由に手にとれる絵本棚が目に入ります。
表紙の色で、絵本が緑、黄色、赤色、紫、青と、グラデーションに並べられているのも印象的。
ゆったりとしたソファー。水場もあります。
絵本をよんだり。飲食したりと、くつろげる空間が広がっていました。
テーブル席もあります。
動物園を眺めながら、お昼に動物園の焼きそばを食べました。
ともだちルームで、読み聞かせ「えほんのじかん」
偶然この日は、読み聞かせがある日でした。
毎月 第2・第4土曜日は『えほんのじかん』の日。
読み聞かせの方達と、お話できたのもうれしい出来事でした。
11時と、2時の2回に読み聞かせが行われています。
美術館、入り口すぐのともだちルームで行われてました。
動物園の園内に美術館があるので、動物園に遊びに来た家族が、ちょっと休憩にと、つぎからつぎへと美術館の中に吸い込まれてきます。
読み聞かせを目当てにくるのではなく、「あ!読み聞かせやっている。」「紙芝居だ」と、いう感じ。
自然にのんびり楽しんでいかれる様子を見ることができました。
急なことなのに、私が挿絵を担当した絵本や紙芝居を 演んじてくれました。
絵本「しんじなくてもいいけれど」(ビリケン出版)
紙芝居「おれがいちばん かけあしおおかみ」(童心社)
紙芝居「おばけのおまじない」(童心社)
どれもお話は、内田麟太郎さんが書かれています。
この美術館のゆかりの内田麟太郎さんが手がけられた絵本や、紙芝居だけでなく、
他の絵本なども読み聞かせされていました。
こどもたちの様子を見ながら、臨機応変に。
絵本、大型絵本、紙芝居、エプロンシアター、プロジェクターを使っての読み聞かせ。
読み聞かせも2回楽しみました。
帰り道へびをふみそうになる。
帰りは、読みきかせの方達が、駅まで送ってくれることに!
美術館を後にしたら、メガネを忘れてしまっていました。
(いつもなにか忘れてしまう。)
「早川さーん、メガネ忘れてますよ〜」と、呼び止められて、慌てて受け取りに。
メガネを受け取り、振り返って坂道を降りようとしたら、ちょうど蛇が道を横切っているところでした。
踏んづけちゃうところだった。
びっくりした。
帰りは、新大牟田駅まで、読み聞かせの方達が送ってくれました。
ありがとうございます。
各駅で行くよりは、新幹線で行く方が早い。
ということで、ここまできたら。そっちを選択。
大牟田駅から、ちょっと離れたところに新大牟田駅があります。
新幹線 つばめにのる。
ツバメのマークがかわいい。
車内の椅子が、木でできていました。
新大牟田駅から博多まで。約30分。3070円 。
15:58発 大牟田
16:31着 博多
予定より早めに博多駅に到着。
駅弁を選んで、コーヒーを飲んで。ゆっくりできました。
この日の夜は、初日と同じ京都の宿を予約しています。
博多から新大阪は、こだまで移動。
(こだまで行く、安いチケットを予約できました。8600円)
17:59発 博多
22:38着 新大阪
新大阪で乗り換えて京都まで。
JR 東海道山陽本線の新快速にのれました。20分くらいで京都に着きます。
22:45 新大阪発(ちょうど電車が遅れて到着。余裕で乗り換えできました。)
23:05 京都駅着
終電にまにあうかな〜と、心配でしたが、地下鉄もまだまだありました。
23時半ごろには、宿のある四条駅に着。
ちょっと詰め込みすぎた旅程でしたが、いろんな方に助けられました。
ありがとうございました。
ともだちや絵本美術館とは?
ともだちや絵本美術館
大牟田市出身の内田麟太郎さんのゆかりの美術館です。
2021年開館。
絵詞作家、内田麟太郎さんの代表作。
「おれたち、ともだち!」(作/内田麟太郎 絵/降矢なな)シリーズなどの原画。
またその他の絵本原画などが収蔵されています。
早川も、内田さんがお話を書かれた絵本。紙芝居などの原画を美術館に現在委託収蔵させていただいています。
機会があれば美術館にいきたいなあと、思っていました。
4月に、展示替えがありました。企画展示「「えほんのどうぶつえん」」で、以前挿絵を描いた「しんじなくてもいいけれど」(ビリケン出版)の原画が2点飾られるので、なんとか行けたらなあと思っていました。
今回、岡崎で搬入があったこと。また関西から博多に安くいけることを知り、いい機会だ!とおもったのです。
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